札幌市の株式会社20%が呼び掛け「ハッピーミルクキャンペーン」

札幌市の株式会社20%(札幌市中央区北4条西17丁目吉田ビル2階、TEL 011-624-5258)が牛乳スイーツや加工品を扱う全国のメーカーに呼び掛け、髙島屋の協力を得て、同百貨店のオンラインストアに特設ページを開催した。

企画の背景

弓削牧場の商品

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、給食・業務用の牛乳が行き場をなくすなどして、酪農家は大きな打撃を受けている。同企画は、こうした窮地を打開する助けになればと同社が企画した。

また、6月は牛乳の生産が年間でも最も高い水準になるため「牛乳月間」になっている。6月1日は「世界牛乳の日」に制定されている。

こうした情報と併せ、おいしい牛乳やその加工品を消費することで、生産者、加工メーカー、生活者が笑顔になれる6月を目指す。

取り扱い商品

チーズ工房チカプの商品

全国各地のチーズやヨーグルトといった定番加工品のほか、バウムクーヘン、プリン、かりんとうといったスイーツ類も扱う。

従来、髙島屋では扱いのない小規模ロットメーカー商品が多く、全国的には知名度がまだ高くない美食を発掘する楽しみを提供する。

取り扱っているのは、北かり(旭川)、ボーノボーノ(札幌)、チーズ工房チカプ(根室)、ファームレストラン千代田(美瑛)、レストランイオマンテ(釧路)、ナチュール青森(青森)、雑穀焼菓子 粉乃音(仙台)、K(東京)、大とろ牛乳(群馬)、あまたにチーズ工房(栃木)、森林ノ牧場(栃木)、弓削牧場(神戸)、山のいぶき(熊本)など。いずれも準備ができた店舗から順次掲載開始予定。その他の取扱店もある。

メッセージ

あまたにチーズ工房の商品

株式会社20パーセントの取締役、棟方敏恵さんは「私達は『企業の思いを形にする』をコンセプトに、マネージメント、企画プロデュース、デザイン制作をさせていただいております会社でございます。企画のお仕事もさせていただいております中で、新型コロナウイルス感染症にて、学校が休校になり、牛乳の行き場がなくなってしまう状況に直面しました。全てを救うことは難しいことですが、牛乳の加工品やお菓子を販売させていただくことで、少しでも生産者様のお力になれればと、緊急ミルク企画としまして、高島屋様にご提案させていただきましたところ、『是非やりましょう!』とおっしゃっていただき、ハッピーミルクキャンペーンの高島屋オンラインサイトを立ち上げていただいた次第でございます。新型コロナウイルス感染症にて、休業や縮小体制に入っている中でしたので、みなさま、商品をつくることすらなかなか難しい状況のなか、出店いただくこととなり、出店してくださる皆様にも、この企画をやりましょうとおっしゃってくれた高島屋様にも心より感謝致しております。6月は、牛乳月間となりますので、6月に入りましたら、もう少し出店者様が増えてまいります。美瑛にございます牧場も、ただいま検討頂いておりますが、牛乳の生産量が一番多い北海道のためにも、出店いただけますことを願います。また、道外の出店者様の中には、北海道のバターや生クリームを使用してくれているところもございまして、嬉しい限りでございます。日々、牛乳を応援している!という認識は、なかなかされにくいかもしれません、今回の企画では、購入していただきました方には、しおりを同封させていただいておりますので、それが届きますことで、応援した証としていただければと存じます。そんな仲間が、6月に向けまして、どんどん増えて行きますことを、願っております」と話す。