「第31回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021」開催 刃牙シリーズ・板垣恵介氏が描く、新型コロナと戦う映画界

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が9月16日(木)~20日(月・祝)の5日間、メインはオンラインで開催する。昨年に引き続き、オンライン動画配信サービス「Hulu」と、今年度からは映画祭公式サイトの2つで配信する。

キービジュアルは「刃牙シリーズ」を手掛ける板垣恵介氏

メイン会場としていた宿泊施設がなくなるなど、逆境に立たされ続ける同映画祭と、新しいウイルスと戦い続ける人類を鼓舞するキービジュアルには、地上最強の生物である父親、過去から蘇る剣豪、想像により人と同じサイズにまで大型化した昆虫、さまざまなファンタスティックな戦闘を描いてきた、北海道を代表する漫画家・板垣先生しかないと、映画祭スタッフがまとまり打診。今回、映画祭公式キャラクターの「シネガー」と夕張に生息する「メロン熊」が、雄叫びを上げてにらみ合う迫力のグラフィックとなり、困難に立ち向かう映画祭にもふさわしいキービジュアルが完成した。

コンペティション部門への応募状況

今年度の各コンペティション部門への応募数は各部門合計794作品。日本、韓国、台湾、香港、アメリカ、メキシコ、オランダ、スペイン、インド、フランス、ミャンマーなど、世界27の国と地域からの応募があった(合作含む)。

期間中はコンペ作品の上映のほか、様々な企画を配信する予定。また、夕張市では、長く映画祭に協力してきた市民への恩返しとなるような、夕張市民向けの上映イベントなども企画している。

応募総数:794作品※重複ノミネートを含む
・ファンタスティック・ゆうばり・コンペティション部門:350作品
・インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門:318作品
・その他、企画・協賛部門:126作品
応募製作国:日本、韓国、台湾、アメリカ、メキシコ、オランダ、スペインなど、計27カ国(合作含む)

板垣恵介氏コメント

板垣先生 著者近影

板垣恵介さんは「『凄(すご)キャラ』と『凄キャラ』を同じ画面に入れろと板垣恵介に依頼(たの)む。『対峙させろ!!』としか聞こえない…。

板垣恵介氏プロフィール:
1957(昭和32)年生まれ、北海道出身。1991(平成3)年、週刊少年チャンピオンで『グラップラー刃牙』の連載が開始。シリーズ化し、『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』を経て、現在『バキ道』を連載中。2021年9月に連載30周年を迎え、秋にはアニメ「範馬刃牙」の配信を開始するなどの30周年記念プロジェクトを進行中。
https://baki-30th.com/

HJホールディングス株式会社代表取締役社長於保浩之氏コメント

昨年9月、初めて【ゆうばり国際ファンタスティック映画祭】をHuluでオンライン開催した際、「来年の秋にはコロナ前の日常が戻り、本映画祭も北海道夕張の大地で開催されているだろう」と願っていました。しかし、残念ながら未だ厳しい状況は変わらず予断を許しません。〝我慢〟の時が続きますが、少しでも皆様の毎日に楽しい時間が訪れるよう、様々なエンターテインメントをお届けするのが、今私たちの出来ることではないかと考えています。「Stay Fantastic at Home」で、今年もゆうばり国際ファンタスティック映画祭をHuluでお楽しみください。

「第31回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2021」各部門の審査員決定

参考 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭公式サイト