札幌JRタワーでイラストレーター・藤倉英幸さん作品展　はり絵で描く北海道の風景

「藤倉英幸　はり絵で描く北海道」が4月24日（土）から、JRタワー（札幌市中央区北5条西2丁目）札幌エスタ11階プラニスホールで開催される。

作品展概要

「初夏の稲田」

同展では、JR北海道車内誌「The JR Hokkaido」が今年6月号で刊行400号を迎えることを記念して、同誌表紙絵を長年担当してきたイラストレーター・藤倉英幸さんの作品を展示する。今回は、藤倉さんの作品のうち、表紙を飾った約70点を厳選して紹介する。

JR北海道車内誌「The JR Hokkaido」とは？

1987年にJR北海道発足と同じく誕生した同車内誌。道内特急列車の座席に配され、北海道各地の歴史・文化・食などを伝える記事やエッセイを掲載している。表紙は北海道各地の風景を情感豊かに「はり絵」で表現され、多くの人に親しまれているという。

藤倉英幸さん

「田植え間近」

1948年、北海道後志管内島野村（現・岩内町）生まれ。1974年にイラストレーターとして独立し、ポスター、パッケージ、装丁など商業デザインを幅広く手がける。その後、北海道の風景や人々の生活に目を向けた「切り絵」作品や、「はり絵」による風景画も描きはじめ、自身のライフワークとする。藤倉さんの作品は、表紙絵をはじめ、牛乳パックや菓子パッケージなどでもみることができる。

作品一部紹介

「雪晴れ」

会場では、大雪山系を望みながら走る富良野線で、１両の気動車が新緑の緑と花々の間を駆け抜ける風景を描いた「美瑛まで」など、藤倉さんがライフワークとして描いた四季折々の北海道の風景が見られる。