北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾート トマム」(北海道勇払郡占冠村)が8月4日(水)、空中にせり出す展望デッキ「雲海テラス」をリニューアルオープンした。
「雲海テラス」とは?
雲海テラスは、気象条件がそろった時に流れ込む雲海を間近で鑑賞できる展望施設。トマム山の標高1,088メートルの場所に位置し、雲海ゴンドラに乗車して片道約13分でアクセスできる。日常的に雲海を目にしていたスタッフが「日々異なる表情を見せる雄大な景色をお客様にも見てほしい」という想いから、2006年に雲海テラスをオープンした。
リニューアルされた展望デッキ
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雲海テラス最上階(Ⓒ星野リゾート トマム)
今回のリニューアルでは、デッキが今までよりも前面にせり出し、さらに間近で雲海を鑑賞できるようになった。デッキを高さ約12メートルの3階建てに改装したことで、最上階では、遠くまで広がる雲海や日高山脈、山間から昇る朝日などを広く見渡すことができる。
雲Cafeでドリンクやスイーツも
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「雲Cafe」メニュー(Ⓒ星野リゾート トマム)
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雲海スパークリング(Ⓒ星野リゾート トマム)
新たに登場した「雲Cafe」では、雲をテーマにしたドリンクやスイーツを提供する。メニューは、雲を表現した「雲ソフト」やレモン味とバニラ味の「雲マカロン」、青い空と白い雲海をイメージした「雲海オレ」などを用意。窓際には、テーブル席やカウンターが設置され、屋内から雲海を間近で鑑賞できる。
6つの展望スポット
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雲海テラスマップ(Ⓒ星野リゾート トマム)
雲海テラスでは、山の上からの絶景を楽しみ尽くせるよう、9つの過ごし方を提案する「Cloud9(クラウドナイン)計画」を進めている。同計画の元、すでに6つの展望スポットが完成し、今後も増やしていく予定だという。
1.「Cloud Walk(クラウドウォーク)」
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クラウドウォーク(Ⓒ星野リゾート トマム)
空中にせり出した造りで、雲の形をした展望スポット。歩行距離は57メートル、高さは最大約10メートルで、およそ210度の広大な景色を見渡すことができる。吊り橋のような構造で、歩くと少し揺れるため、景色を眺めながら雲の上をふわふわと歩いているような気分を味わえる。
2.「Sky Wedge(スカイウェッジ)」
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スカイウェッジ(Ⓒ星野リゾート トマム)
クラウドウォークから少し階段を上った場所にあり、船の舳先へさきのような形をした展望スポット。まるで映画のワンシーンのような写真を撮ることができる。(床面積:約11平方メートル)
3.「Contour Bench(コンターベンチ)」
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コンターベンチ(Ⓒ星野リゾート トマム)
等高線をイメージして自然の地形を生かす形で設置された、全長約117メートルのベンチ。雲の動きに合わせて、さまざまな高さや位置の席を選ぶことができる。風に乗り、刻一刻と変化する雲海の表情を楽しめるという。
4.「Cloud Pool(クラウドプール)」
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クラウドプール(Ⓒ星野リゾート トマム)
縦横約10メートルに広がる、巨大なハンモックのような展望スポット。山の斜面からの高さが最大約8メートルで、日高山脈の壮大な景色を眺めながら、雲の上に浮かんでいるような浮遊感を味わえる。
5.「Cloud Bed(クラウドベッド)」
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クラウドベッド(Ⓒ星野リゾート トマム)
雲をつくる「雲粒」をイメージした直径40~60センチメートルの弾力のあるクッションが、連なって設置されている。全長約15メートルの展望スポットで、好きな場所に寄りかかったり、座ったりと自由な姿勢で楽しめる。まるで雲の上にいるかのような気持ちで、雲海を眺められるのが特徴。
6.「Cloud Bar(クラウドバー)」
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クラウドバー(Ⓒ星野リゾート トマム)
雲海や朝日など、絶景を眺めることができる特等席。バーカウンターをイメージしており、地上から約3メートルの位置に、椅子と長さ約13メートルのカウンターが並んでいる。椅子は1人用と2人用の2種類用意されており、最大7人が利用可能。椅子についているハシゴを登ると、より高い目線の場所で、山々の風景の中に浮かぶような気分を味わえる。
メッセージ
総支配人の渡辺巌さんは「雲海テラスがリニューアルされ、ダイナミックな雲海をより間近で楽しめるようになった。Cloud9計画を進めつつ、更に進化を続け、安心・安全に楽しめるよう取り組んでいく」と話す。
営業時間:5時~8時(上りゴンドラ最終乗車)、9時(下りゴンドラ最終乗車)、時期により異なる。天候や気象条件によりゴンドラが運休となる場合がある。
料金:大人=1,900円、小学生=1,200円、ペット500円
参考 雲海テラス星野リゾート トマム