札幌で「ワクチン・検査パッケージ」技術実証 北海道のライブハウスでは初

札幌のバンド「アルクリコール」の様子

「ワクチン・検査パッケージ」を活用した技術実証が11月26日(金)、札幌市内のライブハウス「ペニーレーン24」(札幌市西区二十四軒4)で行われた。

技術実証について

内閣官房では、北海道の協力のもと、「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証を行っている。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大防止として定められた基準から新たな基準に緩和していくために、ワクチン接種歴の確認や事前の検査のオペレーションなどを検証。北海道のライブハウスでは初となる技術実証を行った。

技術実証の内容

技術実証の内容は、入場時に身分証明書と合わせて、①2回目接種後14日以上経過(11月13日までに2回目を接種)したワクチン接種済証、または②3日以内に検体採取したPCR・抗原定量検査による「陰性判定」を提示すること。①②を持っていない場合、会場内に設置する検査場で無料の抗原定性検査を受検し、陰性であれば入場できるとした。来場者は、入場時にこれらを提示し、検温・手指消毒を徹底。入場観客には、マスク着用の上、大きな声を出さないことや、55cm幅のラインが引かれた会場床のブロックから出ないよう指示された。

これからもライブがたくさんの人に届けられるように

新型コロナウイルス感染症の影響により、閉店を余儀なくされてきた状況を打開する一歩として開催された技術実証ライブ。今回のライブに参加したアーティストらは「これからもライブが、音楽がたくさんの人に届けられる世の中に少しずつ変えていきたい」とそれぞれが語り、全力の演奏を繰り広げた。

参考 国のワクチン接種歴確認・検査等を行う技術実証(道内での実施について)北海道