札幌南区・定山渓温泉に「山ノ風マチ」エリア誕生 3店舗が入る「風マチビルヂング」は8月10日(水)オープン

第一寶亭留(北海道札幌市南区)は2022年8月5日(金)から順次、 定山渓温泉で飲食店3店舗をオープンする。

札幌中心部から足を延ばして40分の非日常

定山渓温泉の西側にいくつもの原生林が残るエリアがある。そこははるか昔、定山渓鉄道が走る場所だった。木々の間を吹き抜ける風が気持ちよく、国立公園・定山渓温泉の自然の豊かさを感じられる場所。

第一寶亭留はこのエリアを「山ノ風マチ」と名付けた。定山渓を訪れる人々にとっての「ゲート」を目指して、小さなまちづくりが始まってる。

山ノ風マチには個性豊かなお店がある

「山ノ風マチ」は2018年にオープンしたジェラートとピザの店「雨ノ日と雪ノ日」、2019年に開業した焼肉と酒を愉しむ宿「旅籠屋定山渓商店」、2021年にオープンした足湯のあるベーカリーカフェ「エクスクラメーションベーカリー」など個性豊かな店舗や宿泊施設が集まるエリア。

今夏オープンの3店舗のほか、10月に湯上りにぴったりのコーヒー牛乳専門店「旅ノ珈琲牛乳」、年明けに燻製専門店「煙ノ森製燻所」のオープンも予定している。

3つの店舗が入る「風マチビルヂング」

風マチビルヂング建設中外観

「エクスクラメーションベーカリー」の店舗前にかかるウッドデッキ。その突き当たりに見える現在建設中の建物が「風マチビルヂング」。原生林に囲まれ、お店へ行くまでの緑のアプローチが定山渓の自然の豊かさを感じさせてくれる。

「ここにしかないモノが必ずあること」「定山渓の自然と調和していること」「楽しい時間をつくる工夫がされていること」の3つを大切にしているお店が入居予定。

8月5日オープン/風マチビルヂング1F 「ハレとケ洋菓子店」

「ハレとケ」は柳田國男によって見出された日本人の伝統的な世界観のひとつ。ハレは儀礼や祭り、年中行事などの「非日常」、ケは普段の生活である「日常」を意味する。
誕生日や記念日のお祝いで定山渓を訪れる人に向けた「ハレ」の菓子や、身体にやさしい素材を使ったシンプルなデザインの「ケ」の菓子を用意する。

営業時間:10時〜17時(開店30分前の洋菓子で特別焼きたてメニューが味わえる「朝の洋菓子店」は予約制)
席数:20席程度(カウンター席とボックス席)
商品一例:サブレ598(「011-598-xxxx」と定山渓の市内局番にも成っている598mの朝日岳をモチーフにしたサブレ)ほか

8月8日オープン/風マチビルヂング2F 「食堂いち」

日本にある「食堂」の文化。同社はもうひとつの食堂のカタチを目指す。
誰かにとっての一番大好きな食堂、美味しくて楽しい食堂を目指す。

昼食メニューは食材、調理法、ソース、盛りつけなどにこだわる「定食」。「定食」という名前からは想像できない味わいを演出する。

営業時間:11時〜15時
席数:40席程度(オープンキッチンのカウンターとボックス席)
商品一例:炭焼き定食(肉or魚)1,300円(税別)ほか

8月10日オープン「秘密のカレー部屋」

「人生にスパイスと驚きを。」をコンセプトに、完全予約制、メニューは1種類のみの住所秘密のカレー専門店。照度の低い店内には10席ほどのカウンター席を用意する。スパイスとの出合いを楽しみながら、カレーに向き合う小さな部屋が特徴。
店に看板はなく、予約した本人のみ知る場所にオープンする。

営業時間:11時〜15時(完全予約制)
席数:10席程度(すべてカウンター)
商品一例:秘密のカレー(2,600円)(税別)

8月以降プラン販売開始予定の「風マチ温泉アパートメント」

「もっと自由に、もっと気ままに。」「必要なものは必要な分だけ。」そんな考えのもと生まれたリノベーション温泉宿「旅籠屋定山渓商店(2019年開業)」の敷地内に、45平方メートルの温泉付きログハウスが5棟誕生する。

素泊まり料金を基本とするが、夕食・朝食・昼食など山ノ風マチエリアの飲食店や宿泊施設のレストランで利用できるサブスクリプションサービスなども用意。連泊でも楽しめるコンテンツを考えている。

参考 第一寶亭留公式サイト