実業家・堀江貴文さん発案のエンタメパン屋「小麦の奴隷 苫小牧店」(苫小牧市住吉町2-2-6)が4月3日(日)、苫小牧市にオープンした。運営はこむぎの(北海道広尾郡大樹町)。
「地方活性型エンタメパン屋」
「小麦の奴隷」は、オンラインサロンHIU(堀江貴文イノベーション大学校)に集まったメンバーのコミュニティーから、堀江さんの声掛けによって生まれた「地方活性型エンタメパン屋」。同社によると、店名の由来は「とある昔、わたしたちは小麦の出現により狩猟採集民族から農耕民族となった。定住必須となった人類はコミュニティ維持のため穀物を育て続けなくてはならず小麦の奴隷となった。そして現代、おいしいパンをはじめとする小麦の奴隷となっている」という観念を基にしており、書籍「サピエンス全史」にある歴史的な意味と、単純に「小麦製品はおいしくて食べたくなる」という2つの意味があるという。道内での出店は、大樹町の本店に続き2店舗目。今月19日(火)には3店舗目の「小麦の奴隷 富良野店」もオープンする。
看板商品は「ザックザクカレーパン」
看板商品は「カレーパングランプリ®2021」で2年連続となる金賞を受賞した「ザックザクカレーパン」。十勝大樹町の高松農場さんが作ったジャガイモがたっぷり入っており、ザクザクな食感が楽しめる。人口約5,400人の大樹町では、わずか3カ月で1万個を売上げた人気商品。
商品ラインアップ
このほか、チーズをふんだんに使った「チーズーチーズ」、ほのかなバターが香る「バターおおくない?もちっと塩パン」、ほんのり塩味の食べ応えある「ちぎってモグモグ」など、数種類の商品をそろえる。
苫小牧店・店長からのコメント
店長の松崎広宣さんは「今後、ザックザクカレーパンをベースに地元苫小牧産の日本一のホッキ貝を使ったホッキカレーパンや、勇払原野産のハスカップを使ったハスカップジャムパンなど、地産地消で苫小牧の人たちに愛される商品の開発を検討している」と今後の展望を明かす。松崎さんは「苫小牧の人たちに必要とされるお店づくりをおいしいパンを提供するのは大前提。それを踏まえた上でお客さまが『ここに来ると笑顔になれるんだよね』と言われるお店にしていきたい。今、出発したばかりだが、知恵を振り絞り商品開発にも取り組んで、働いてる人もお客さまもワクワクするような店舗をつくっていけたら」と意欲も見せた。
定休日:月曜、第1・3日曜
参考 小麦の奴隷公式サイト