札幌のホテルで北海道産牛乳を使ったメニュー提供 牛乳の消費拡大に向けて

札幌グランドホテル(札幌市中央区北1条西4丁目)が3月1日(火)から、牛乳消費拡大に向けた北海道産牛乳を使ったメニューの提供を始めた。

「More Milkプロジェクト」に賛同

原料の生乳が大量に余って廃棄される懸念がある牛乳廃棄問題。同ホテルは、JAさっぽろの「More Milkプロジェクト」に賛同し、牛乳の廃棄問題に取り組むため、「北海道小林牧場物語 さわやか牛乳」を使ったメニューをレストランやホテルショップで提供する。

総料理長が直接生産者のもとへ

江別市にある小林牧場を訪問し、生産者の思いを直接受け取ったという総料理長の伊藤博之さん。伊藤さんは「直接生産者さまのもとへ伺い、思いを強く感じた。料理人にとって、おいしい料理を作る上で大切な食材を無駄にしないために、今後もフードロスにかける取り組みは継続していきたい」と話す。

牛乳を使ったメニュー例

「苺ミルクブレッド」(テークアウト、600円)

同ホテルの「ザ・ベーカリー&ペイストリー」では、牛乳を使った「苺ミルクブレッド」(テークアウト、600円)や「苺ミルクタルト」(同)、「苺ミルクヴェリーヌ」(同500円)、「苺ミルクプリン」(同)などを用意する。

「チキンと空豆、筍のクリームグラタン」

「ノーザンテラスダイナー」では、朝食に牛乳を使った「オムレツ」など提供するほか、ランチバイキングで「チキンと空豆、筍のクリームグラタン」などを用意する。

少しでも生産者のことを考えてもらうきっかけに

伊藤さんは「とくにこれから春休みを迎えるシーズンは、年末年始同様、牛乳廃棄問題が深刻化することが予想されるので、多くの皆さまに牛乳を使ったスイーツ、料理を存分に味わってもらい、少しでも生産者のことを考えていただくきっかけになれば」と期待を込めて話した。

開催期間:3月1日(火)~31日(木)

参考 札幌グランドホテル公式サイト