札幌で「富野由悠季の世界」展 2,000点を超える貴重な作品や資料を展示

「富野由悠季の世界」が11月17日(水)から、北海道立近代美術館(札幌市中央区北1条西17丁目)で開催される。

イベント概要

アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズなど数多くのアニメーション作品で総監督を務める富野由悠季(とみのよしゆき)さん。同展では、富野さんが監督した作品の成り立ちを示すために、富野直筆の絵コンテのほか、動画やセル画、キャラクターの設定資料、イラスト原画など、貴重な資料を2,000点以上展示する。このほか、富野さんの作品世界を掘り下げた小説や主題歌などの作詞、さまざまな分野の人々との対話などといった事柄にも焦点を当てる。

富野由悠季さんについて

富野さんは、「機動戦士ガンダム」や「伝説巨神イデオン」を手掛けてきたアニメーション監督。「虫プロダクション」に入社後「鉄腕アトム」の制作に関わる。その後、フリーとして様々なアニメの制作に参加し、「海のトリトン」で初監督を務める。1979(昭和54)年には「機動戦士ガンダム」を手掛け、大ブームを巻き起こした。その後も原作・監督として関わった「機動戦士ガンダム」シリーズは、富野さんの代表作となり、今でも数多くのファンを持つ。このほか、「重戦機エルガイム」「聖戦士ダンバイン」など日本アニメ界に影響を与えた数多くの人気作品を生みだしている。

主催者からのメッセージ

主催者は「富野作品を知っている人は必見の展覧会となっている。富野作品を知らない人も、アニメの成り立ちや演出の裏側など知ることができるので、ぜひ足を運んでほしい」と呼び掛ける。

開催期間:11月17日(水)~2022年1月23日(日)
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
観覧料:一般=1,500円(前売り1,300円)、高大生=1,000円(同800円)、小中生=700円(同500円)、未就学児(要保護者同伴)=無料

参考 富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今HBC