札幌で生まれ育った漫画家・三原順さんの原画展 約150点の作品を紹介

「三原順の世界展~生涯と復活の軌跡~」が7月22日(木・祝)から、札幌市民交流プラザ(札幌市中央区北1条西1丁目)1階SCARTSコートで開催される。



北海道初開催

同展は、札幌で生まれ育った漫画家・三原順さんの没後25年に合わせて、約150点の原画を紹介する。北海道では初開催となり、三原さんの作品が札幌に帰ってくる。

漫画家・三原順さん

三原さんは、42年の短い生涯の中で数多くの鮮烈な作品を描き続けた。代表作は、「花とゆめ」誌にて連載された「はみだしっ子」シリーズ。同作は、没後も全作品が文庫で出版され、画集が実現するなど、現在もその魅力が多くの人に支持、再発見されている。2015(平成27)年に開催された「~没年20年展三原順 復活祭~」では、海外からもファンがつめかけ、異例の会期延長になったという。

初公開の作品やグッズ販売も

グッズⒸ三原順/白泉社

同展では、三原さんの幼少期から未完の遺作までの主な作品や没後の軌跡を、年代に沿って紹介する。展示作品の中には、今回初となる三原さんの子どもの頃の絵や作文も公開される。このほか会場では、「多くのマンガ家を輩出している北海道に、漫画美術館があるべきでは?」というテーマの展示や、「三原順の世界展」オリジナルの図録、グッズ、画集「三原順 All Color Works」なども販売する。

コメント

広報担当者は「札幌での三原順さんの原画展が夢だったので、無事に開催されますようにと願っている」と話す。

MEMO
会期:7月22日(木・祝)~8月15日(日)
開館時間:10時~19時
休館日:7月28日(水)、8月12日(木)
入場料:無料



参考 三原順の世界展公式サイト