北海道大学で生まれた「北大牛乳」を活用したメニューが6月1日(火)から、京王プレリアホテル札幌(札幌市北区北8条西4丁目11)の朝食会場で提供される。
北海道の生産者を応援するプロジェクト始動
同ホテルでは、これまでも、料理長自ら生産地を訪れて目利きした北海道産の食材を、洋風にアレンジしたオリジナルメニューを提供してきた。その中でこだわりを消費者に直接伝える場が少ない、やむを得ない食材の処分によるフードロスの発生等、生産者が抱えるさまざまな課題に触れてきたという。魅力はあるものの、知名度や流通の課題から活躍の場を探している北海道の埋もれた食材や料理を、同ホテルの朝食オリジナルメニューにアレンジして提供することで、利用者に楽しみながら食材の新たな一面を体験してもらうとともに、北海道の生産者を応援する体験型プロジェクトを始動する。
第1弾は「北大牛乳」に着目
プロジェクト第1弾は、「北大牛乳」とのコラボレーション。両者が徒歩1分の近さにあることと、“北大牛乳”ブランドの向上を目指す北海道大学との思いが合致し、実現したという。
北大牛乳の特徴
北海道大学で研究用として飼育されている牛から絞った北大牛乳。冬は大学内で作られるトウモロコシや干し草を餌にするため、濃厚な甘みがあり、夏は大学内の草原に放牧され、牧草を餌に育つため、爽やかな後味になる。研究用の為、供給量が限られていることから、これまで、北大マルシェ「Cafe&Labo」などにて一部成乳、提供されるものを除き、その大部分は北大牛乳とは知られることなく世に出ていた。
「北大牛乳」とのコラボメニュー
同ホテルは今回、北大牛乳を洋風にアレンジし、北海道の農場の牛と牧草ロールをイメージした「牧場(まきば)ロールケーキ」と、北大牛乳の白さを生かし、新玉ねぎと合わせた「白いスープ」を朝食ブッフェにて提供する。
牧場ロールケーキ
北海道の農場風景をイメージし、牛に見立てた「モーモーロールケーキ」、夏と秋の「牧草ロールに見立てた「笹ときなこのロールケーキ」の2種類。クリーム、生地には北大牛乳が練りこまれている。
白いスープ
北海道産卵を使用したロワイヤルの上に、北大牛乳と新玉ねぎのスープを注いだ春を感じる一品。
料理長のコメント
同ホテル料理長の成田公洋さんは「季節ごとに味が変化する北大牛乳の特長を生かした2品となっているので、ぜひお召し上がりいただくとともに、放牧された牛たちも見て、新鮮さを体感してほしい」と話す。
料金は、大人(13歳~)=1,980円、子ども(6~12歳)=990円、幼児(~5歳)=無料
朝食は、宿泊者のみ利用可能