ピングーの魅力が詰まった初の本格的な展覧会「ピングー展」が4月23日(金)から、サッポロファクトリー(札幌市中央区北2条東4丁目)3条館3階で開催される。
「ピングー」とは
「ピングー」は1980年にスイスで生まれたペンギンのアニメーションキャラクター。日本では1992年にテレビ放送がスタートし、その愛らしさから大人気となった。
40周年を記念した巡回展
同展は40周年を記念し、2020年8月東京会場(松屋銀座)より巡回を開始。会場では、アニメーション作家オットマー・グットマンさんの資料に加え、当時スイスのスタジオで使われた本物のクレイ人形やジオラマ、フィルム、日本初公開の原画や絵コンテ等、「ピングー」制作の貴重な資料約400点を一堂に展示する。
展覧会概要
第1章 BIRTH ピングー誕生秘話
原作者のオットマー・グットマンにまつわるエピソードや制作資料や絵コンテなどの初公開資料を展示。オットマーとスタジオのスタッフがどのようにしてピングーを生み出していたのかを紹介する。
第2章 CLAY クレイアニメーション
実際に撮影で使われた貴重なクレイ人形を、エピソードと共に紹介。またピングーの原案となったパイロットフィルム、「南極からやってきたピングー」も公開。
第3章 STUDIO 魅力の詰まった制作スタジオ
ピングースタジオで使用していた撮影台の模型を展示し、アニメーション制作過程や撮影方法を紹介。併せて、ピングーと仲間たちの無邪気で多彩な表情を集めた「ピングー百面相」や、アフレコシーンを映像で展示し、「表情」と「声」という3DCGアニメにも引き継がれている「ピングーのこだわり」を紹介する。
第4章 ART PIECE ピングーのアートピース
ピングーの伸縮自在で愉快な体の動きは、クレイならではの特性を活かした表現で、物語をより豊かにしている要素の一つ。グーンと伸びたり、平たく潰れたり、自由に表現された体の動きを「時間オブジェ」として紹介する。このほか、作品を彩るクレイの小道具も展示。
第5章 3DCG 3DCGアニメーションとこれからのピングー
2017年より日本で制作された3DCGアニメーション「ピングーinザ・シティ」は、クレイの質感やコマ撮りの動きなどの特徴を追求しながらピングーの世界観をCGで作り上げている。CGならではの躍動感と子供が共感しやすい職業をテーマに、一層魅力を増したピングーの世界を映像や3DCGでピングーと楽しく触れ合うことができる。
グッズショップ
このほか会場では、同展限定の「ピングー」オリジナルグッズや、先行商品などが販売される。
営業時間:土日祝およびGW期間(4月23日(金)~5月9日(日))は10時~19時30分(最終入場19時)、5月10日(月)以降の平日は13時~19時30分(最終入場19時)
料金:⼀般・大学生=1,200(前売り1,000)円、中高生=900(同700)円、小学生600(同400)円
前売り券:3月26日(金)10時~4月22日(木)までチケットぴあにて販売